足から出るたくさんの汗に悩む人は、「自分は多汗症ではないか?」という不安を抱えているようです。今回は「足汗と多汗症」というテーマでお話をしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

足はたくさんの汗が出るパーツです!

エクリン腺と呼ばれる汗腺が集中している足裏は、1日で約200ccをかくパーツとして知られているため「発汗すること」自体は大きな問題ではありません。

神経質な人は「足に汗をかいている」という事実だけで自己嫌悪に陥るようですが、足裏のエクリン腺から生じる汗は「基本的に無臭」となりますので、状態が酷くなければ特に気にする必要がないのです。

足汗で問題となるのは、剥がれ落ちた角質や細菌の繁殖による「異臭」が中心となりますので、毎日使っている靴下や靴、足裏のケアはきちんと行った方が良いと言えるでしょう。


多汗症って何ですか?

体温調整とは無関係で大量発汗するのが「多汗症」です。多汗症が交感神経の失調によって起こるため、周囲とは全く異なるタイミングで発汗します。

中には大量の汗によって「水たまり」ができる患者さんもいますので、普通の「汗かき」とは全く異なるレベルの疾患と言えるのです。部位や症状が非常に幅広い多汗症は、自分でチェックができない疾患です。

皮膚科専門医の診察によって「多汗症か?否か?」の判断が行われますので、自分の汗に不安のある人は、早めに病院に行ってみてください。


多汗症にはどんな種類がありますか?

全身に多量の汗をかく「全身性多汗症」と、特定の部分だけ大量発汗する「局所性多汗症」の2種類があります。

手のひらやワキ、足の裏、頭部などに症状が出ている場合は「局所性多汗症」の疑いが強いと考えられますので、対処療法で状態改善ができない人は、皮膚科専門医の診断を受けるようにしてください。

全身性多汗症の場合は、ホルモンバランスの崩れや更年期障害、急性リウマチなどの病気が潜んでいるケースが非常に多いとされていますので、「全身だから大丈夫」と安心せずに、診察を受けることをおすすめします。


まとめ

「汗かき」と「多汗症」の違いは素人で判断できるものではないため、何をしても止まらない汗に悩む場合は、早めに病院に行った方が良いと言えそうです。

近年では多汗症の治療も多様化し、手術によって「臭いと汗の両方を抑えること」も可能となってきていますので、希望を持って病院に向かってみてください。

精神的発汗の場合は精神安定剤やリラクゼーション法の活用によって次第に症状改善するケースもたくさんあるため、「気持ちを楽にすること」も非常に大事な改善策だと言われています。